2015年夏の展望|近畿
甲子園のおひざ元である近畿は、全体的にレベルが高く、
歴代勝率・勝利数ともに、2位の大阪を筆頭に、
強豪校でも甲子園出場は簡単ではない、激戦区となっている。
特に、3季連続で代表校がベスト4以上となっている大阪では、
予選でいきなり、昨年の選抜準優勝校である履正社と、
昨夏の覇者で、今年のセンバツベスト4の大阪桐蔭が、激突するという、
豪華なカードが話題となり、入場者が殺到することを予想して、
試合会場を変更する出来事が起こっている。
初戦にして事実上の決勝戦との呼び声も高い。
昨年の選抜を制した、京都の龍谷大平安だが、
京都代表はここ数年、期待されながらも初戦敗退が多い。
・龍谷大平安
・京都外大西
・福知山成美
で、この10年の出場を分け合っているが、どこが代表になっても、
久々の夏の大会での活躍を期待したい。
甲子園の地元とあって、常に大歓声に支えられる、
兵庫代表だが、全国制覇は1993年の育英以来遠ざかっている。
時々、ベスト4・ベスト8の成績は残すものの、印象が薄く、
昨年は、春夏ともに初戦敗退、今年のセンバツは、
32年ぶりに出場なしと、不振が続いている。
そろそろ活躍を期待したいところだ。
天理と智弁学園の、2強時代が長く続く奈良は、
ベスト8までは進むものの、その先が壁となっている。
近畿で唯一、優勝経験がない滋賀は、
近年はベスト8にも入れず、低迷が続いている。
昨夏・今春と出場し、勝ち星を挙げている、
近江にかかる期待は大きい。
平成に入り、智弁和歌山の時代が長く続く和歌山は、
古豪・箕島などの復活もあるが、優勝からは15年遠ざかっている。
このあたりで、全国的にインパクトのある活躍を期待したい。